そもそも干物ってなに?そんな疑問にお答えいたします
干物は、魚を乾燥させたものです。身の水分を乾燥させて減らすことで、生魚よりも細菌が繁殖しにくく、保存性を高めることができる保存食として昔から作られてきました。
流通が発達し、生魚が鮮度の良いままで手に入れられるようになった現代でも、干物は人気があります。魚を干すことにより魚の旨味成分であるイノシン酸やグルタミン酸を引が出されることにより、誰もが美味しいと感じる食品となっています。
実はたくさんある!干物の種類をご紹介
干物といっても、実は種類があるのはご存じでしたか?
みなさんが干物といって思い浮かべるアジの開きや、いわしの丸干しといった干物は「塩干し」という干物。下処理をしたあと塩分をしみこませて干します。
身欠きにしんや、干しタラといった干物は、水揚げしたまま、もしくは下処理後にそのまま干したもので、「素干し」といいます。
他にも、みりんなどの調味料で味をつけてから干す「みりん干し」や、魚を煮てから干す「煮干し」もあります。
フライパン?グリル?焼き方のコツお教えします
うちはIHで魚焼きのグリルがないんです……というおうちのかたも大丈夫です。焼き魚はフライパンでも上手に焼けます!ものによっては、グリルよりフライパンのほうが上手く焼ける干物もあります。
フライパンで焼くときのコツは、「くっつかないようにシートを敷くこと」「皮を下にして皮面から中火で焼く」「小魚を焼くときはシートを敷かずに煎るように焼く」ことです。みりん干しや小魚のような焦げやすい干物は、グリルだと焦げやすいので、フライパンを使って焼いたほうが良いですよ。
グリルで焼くときのコツは、「網にサラダ油をぬってくっつくことを防ぐ」「皮面を下にして身の方から中火で焼く」ことです。
簡単にできる♪おすすめの食べ方とマナー
おうちで食べる場合はそれほど気にならないかもしれませんが、会食などで干物を食べる場合、食べ方のマナーを覚えておくと安心ですね。
頭は左に盛りつけます。最初に手前のお腹から食べ始めます。次に背骨をとります。頭の付け根で背骨を折り、背骨全体を引っ張って取ります。背骨側の身も食べ進め、骨、尾などの食べない部分はお皿にまとめておきます。